カテゴリー「⑮産業遺産・史跡」の26件の記事

王塚(おうづか)古墳

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嘉穂郡桂川町(けいせんまち)にある『王塚(おうづか)古墳』に行きました…
自宅から車で約40分の場所ですが今回初訪問です…

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階段を上がるとすぐに古墳はありました…
高松塚古墳やキトラ古墳と並ぶ日本を代表する装飾古墳とのこと…

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特別史跡『王塚古墳』の石室と壁画…

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春と秋の年2回、石室の特別公開があります(もちろん参加したことなし)…
※ちなみに今秋(2017年)の特別公開は10月14日(土)・15日(日)です

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雑草が生い茂って、カタチがわかりにくいですが“前方後円墳”です…

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秋冬か除草時に来るべきだった(〃∇〃)

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年季の入った現地説明板…

特別史跡 王塚古墳
昭和12年(1937)6月15日史跡指定
昭和27年(1952)3月29日特別史跡指定
昭和52年(1977)7月2日追加指定
所在地:嘉穂郡桂川町大字寿命坂本
時代:6世紀(古墳時代後期)

王塚古墳は、穂波川の東岸、海抜34m前後の台地上に築かれた前方後円墳で、遠賀川流域では最大の規模を誇り、わが国を代表する装飾古墳として著名です。 昭和9年(1934)、鉱害復旧のための土取り工事中に石室が発見され、内部からは、装身具(鏡・玉・鈴など)、武器(刀・鉾・鏃など)、武具(鎧)、馬具(轡・鞍など)、土器(土師器・須恵器)などが出土しました。墳丘は、黄色土と黒色土とを交互に盛り上げて二段に造られており、埴輪(円筒・蓋)をめぐらし、表面には土砂が流れないように石を葺いています。また、盛土の中からは、儀式に使ったとみてよい土器(土師器・須恵器)が出土しました。前方部は、土取り工事によって大部分が削り取られ、石室も保護のために昭和42年(1967)から見学禁止となりました。その後、昭和62年度(1987)からはじまった保存整備事業により、石室保存施設の建設と前方部を除く墳丘の復原などの工事が行われました。その結果、20数年ぶりに壁画の公開が実現しました。
発掘調査の結果、王塚古墳の規模は
 全長:約86m 後円部高:約8.5m 後円部径:約56m 前方部幅:約60m

と復原されています。 周濠と前方部については、完全に復原できていませんが、左の復原図によって、築造当時の壮大な墳丘を思い浮かべてください。

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(C)Google Map 2017 航空写真より
実際は上記“墳丘復原図”より、後円部の復原が進んでいるようです…
前方部の大部分は宅地などにより、欠損しています…

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遊具施設がある公園“古代の丘”…

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公園内には移築復元された古墳が2基あります(看板朽ち気味で読めない)…

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看板から左側が“二塚2号墳”…

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右側が“明寺原(みょうじばる)古墳”…

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“王塚古墳ゆかりの石碑等”もあります…

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中核施設の考古資料館『王塚装飾古墳館』…

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ここで先に予習した後の古墳見学がオススメです…
メイン展示は、石室の原寸大レプリカ(館内撮影禁止)…

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敷地内の施設配置図…

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当日、駐車場は駐め放題でした…

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石室が印刷されたチケット半券…

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※画像は「春の特別公開」時のフライヤーより
今秋の特別公開行けるかなぁ…

東田第一高炉史跡広場

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穏やかな午後、八幡東区『東田第一高炉史跡広場』に行きました…
風にのって「スペースワールド」の歓声が聞こえます…

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鉄都八幡のシンボルモニュメント“1901高炉”…
近くで見ると高いな(高さ70m)…

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原料(鉄鉱石・コークス)を高炉に運んだ「傾斜塔」…

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銑鉄輸送用貨車「トーピードカー」…

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旧「新日本製鐵」社章…
旧「八幡製鐵」社章(マルエス)と旧「富士製鐵」社章(フジエス)をミックス…

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“NIPPON STEEL”は「新日本製鐵」の英名…

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質の良い鉄を作る「転炉」…

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『東田第一高炉跡』は北九州市の文化財に指定されています…
手前の白い施設は「除塵器」…

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切断された「熱風管」を展示…

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青空に映える「熱風炉」と「煙突(右端)」…

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高炉の内部を見学することができます…

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作業風景をリアルに再現した鋳床エリア…

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東田第一高炉保存整備工事 塗装記録表(1998年竣工)…

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「官営八幡製鐵所」座標系 原点… すべてはここから…

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現地案内板…

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昭和4年(1929)、八幡製鐵所内の位置をきめるために、6基ならんでいた東田高炉群の中心を東西に貫いた直線と、旧本事務所からこれと直角に交わる点を、八幡製鐵所の測量原点にきめました。この点をもとに、八幡製鐵所内につくられる施設の位置や高さがきめられました。

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広場から「JRスペースワールド駅」のホームがきれいに見えます…
もしかしたら、“撮り鉄”の有名スポットかも…

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“1901高炉”が休止して約45年…
国会議事堂をはじめ、国鉄のレール、関門橋など…
さらには、9.11の現場となったニューヨークのワールドトレードセンターにも
八幡の鋼材が使用されたということです(T_T)

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現地案内板…

東田第一高炉の歩み
東田第一高炉は、20世紀の幕が開いた明治34年(1901)、わが国初の本格的製鉄所として建設された「官営製鐵所」で、最初に火入れされた溶鉱炉です。当時、本格的な製鉄技術を持たなかった日本は、ドイツから技術者を招き、言葉の壁等による幾多の困難を乗り越えながら、4年間に渡る難工事の末、ようやく製鉄所を完成させました。その後10回にわたり改修工事が行われ、昭和37年(1962)、東田第一高炉は現在の姿になり、昭和47年(1972)、その役割を終えました。

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本来の目的の『北九州イノベーションギャラリー』で開催中の
「写真展 八幡、百年の記憶」を観覧後、帰路につきました…

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A4フライヤーの裏面…

小森江子供のもり公園の秋 2016

久しぶりに、門司区の『小森江子供のもり公園(旧 小森江貯水池)』へ…
アクセスは良くないですが、ロケーションとしては素晴らしい場所です…
いつ来ても人がいないな…

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まだ少し紅葉が色づいていました(12月3日撮影)…

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「メダカ池」は貯水池の名残…

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「堰堤(えんてい)」部分…

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「堰堤」から遠く関門海峡が見えます…

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ランドマークの「取水塔跡」…

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「堰堤」下のミニ公園「花の広場」…

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その奥に「取水暗渠(あんきょ)跡」があります…

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暗渠の内部…

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現在『小森江貯水池』『小森江浄水場』は共に廃止されています…

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帰りに入口付近の『小森江浄水場跡』も見学…

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管理施設の建物がまだ残っています…

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個人的に好きな、雑草に埋もれた“使われなくなった階段”をパチリ…

2009年に公開された 綾瀬はるか主演映画『おっぱいバレー』の
ロケ地にもなっています…
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(C)2009「おっぱいバレー」製作委員会

旧門司食糧倉庫 2016

九州農政局が売却手続きをすすめている
北九州ロケ地の“No.1”物件だった門司区の『旧門司食糧倉庫』へ…

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〈施設名参考〉九州農政局物件図面 ※ベース画像:Googleマップ

旧門司食糧倉庫 (門司政府倉庫・門司米穀倉庫・福岡食糧事務所門司倉庫)
大正10年の「米穀法」の制定に従い、政府買入米の長期備蓄倉庫として5棟が昭和2年、残り5棟が翌年に建設された。三角形の大きな切妻屋根と、水平に伸びる長い庇が印象的な倉庫で、10棟の床面積合計は1万平方メートルにも達する。アーチ式のポーチを持つ事務所も、縦長の窓や軒の装飾に昭和初期建築の特徴を垣間見ることができる。(北九州市“産業観光”より)

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腐食進行中の「正門」…

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外塀と一体化している「変電所」跡および宅地側の外周道路…

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何年も使用されてない「ポイント切り替え機」…

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グリーン系屋根の「事務所」跡… 一部3階建てかも…

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門司港側の外塀…

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門司港側進入口…
※敷地内はすべて立入禁止のためフェンス・塀越しの撮影になります

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中央を走る「倉庫専用側線」跡…

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倉庫寄りと中央… 「倉庫専用側線」は2本あります…

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手前は「田野浦公共臨港線(田野浦公共臨港鉄道)」跡…

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ツタがからまる「事務所」跡…

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廃線感たっぷりの「倉庫専用側線」跡(門司港側・敷地外)…

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すでに線路の先はアスファルトの下に…

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路面電車を感じさせる場所…

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無造作に廃棄されたレール車止め…

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宅地側(南面)… 樹木は伐採済み…

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田野浦側進入口から…

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車止めと遮断機(???)跡…

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敷地を通り抜けさらに続く「田野浦公共臨港線」跡…

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「宿舎」「機械室」があった空き地側の石積み塀…

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岸壁側(北面)… 手前10号棟…

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使われなくなった港湾設備… 「倉庫専用岸壁」跡…

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廃線跡と港跡に挟まれた魅力的な大型倉庫群…
売却されても、この風景は残してほしいなぁ…

〈参 考〉

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国立米穀倉庫(1927年)※当時の絵葉書

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福岡食糧事務所門司倉庫(1989年)(C)北九州市の建築

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門司港湾鉄道 田野浦臨港線(1996年)※フォトグラファー小路たかし氏 提供

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北九州FCネットロケハンより (C)北九州フィルム・コミッション

養福寺貯水池 花見開放 2016

年に一度、花見の時期だけに一般開放される
八幡西区養福寺の新日鐵住金八幡製鐵所『養福寺貯水池(昭和2年竣工)』へ…
ここ数年、個人的な新発見を探して毎年訪れていますが、なかなか見つかりません…

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今年の開放期間は3月26日〜4月8日でした…
ここは“花見開放”と言っても“お花見(宴会)”をするような場所ではないようです…
昨年→養福寺貯水池 花見開放 2015

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正門の表示板は『養福寺ポンプ場』…
“花見開放”時の立て看板以外、正門に『養福寺貯水池』の表示はなし…

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今年はタイミング良く、初めて桜満開時に訪問…

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毎回注目している正門広場奥の1本桜もきれいでした…

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「堰堤(えんてい)」への入口はいつもの小さい階段から…

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丁寧に積み上げられた石造り… 側面に穴があります…

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さらに石造りの階段は続きます… ハァハァ(汗)…

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側溝周りの仕事も丁寧…

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爽やかな木洩れ日の林道… 遠くでウグイスの鳴き声…

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登り詰めた正面に見えてくる「管理事務所(監視室)跡」…

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「管理事務所(監視室)跡」は敷地内3つの道の合流点に位置します…

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入口はしっかりとした鉄格子でふさがれています…
閉鎖されて何年になるんだろ(西洋の牢獄っぽい感じ???)…

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〈参 考〉兄弟関係の八幡東区河内の『河内貯水池』管理事務所…
こちらはたぶん現役施設…

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半分近く樹木に覆われ、全体を把握することはできません…

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内部はさらに荒廃が進んだような気がします… ※鉄格子のすき間から撮影

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反対側の割れた窓から…

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壁に残ったままの“送水現況図”…
「畑分岐」「大谷分岐」「上ノ原調整池」「道水分岐」「ポンプ室」の文字が見えます…
(「ポンプ室」は世界遺産になった『遠賀川水源地ポンプ室』のことだと思います)

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焼却場跡??? 旧八幡製鐵所関連施設でよく見かける造り…

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「管理事務所(監視室)跡」から「堰堤」へ続くトンネルのような林道…

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林を抜けるとメインの場所… 「堰堤」「取水塔」が見えてきます…

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「堰堤」上は立入禁止です…
往来自由の『河内貯水池』と違い、鉄柵が安全上、問題になってるのかも…

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〈参 考〉八幡東区『河内貯水池』の「堰堤」上(往来自由)

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“マルエス”マークがあったと思われる「堰堤」の鉄扉…
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官営八幡製鐵所 社章/ロゴマーク(通称:マルエス)※再掲
※資料を参考に、イラレで描き起こしましたので保証できません

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貯水池内にある、いつもの灯籠らしきもの… そして、いつもの(場所にいる)鳥…

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「堰堤」横の湾曲した階段を降りると…

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湖に浮かぶ、まるで西洋の古城のような建造物が見えてきます…

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「下部弁室」といわれる施設…
昨年開放されていた通路への鉄扉は施錠され、今年は近づけませんでした(T T)

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目的の「下部弁室」に行けないので意気消沈気味で戻ります…

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「管理事務所(監視室)跡」近くにある雑草で覆われた階段… 降りたくなる衝動が…

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電柱がすごいことになってます…

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名所のひとつ「石造りのアーチ橋」付近…

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毎度の足場不安定のため、「石造りのアーチ橋」を遠方より撮影…
全体が見えない…T T

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貯水池周辺は勾配も無く、のどかな散策路という感じです…

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もちろん、気になる遺跡のような人工物を見つけては撮影…

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これもいい感じ…

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毎度訪問している竹林の中にある謎の通路… この先、立入禁止です…
(たぶん貯水池に飛び出ている小島か半島への入口)

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ココです… (C)Google Map Earth ベース画像借用/テキスト・円は加工

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“マルエス”マークの杭…

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水路上にある「鉄製の橋」…

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橋の近くにある製鐵所と上津役村との「分水契約書の記念碑(昭和9年)」…
雑草で埋まりまくってます…

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裏門(正式名称不明)に着いたら、折り返しです…

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帰路はいつものように調整池側の分岐の道から戻ります…

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自然と同化しつつある遺跡のような階段…

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「堰堤」の全景が見える場所… も以前に比べ樹木が鬱蒼としよく見えません…
(全体的に年々手入れが悪くなってる気が)

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欄干にわざわざアールまで付けた小橋…

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その小橋が掛かる水路に「石造りの排水口」があります…

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さらに隣には小型の排水口らしきもの…

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正門に表示されている施設『養福寺ポンプ場』です…

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グルッと回って正門広場に戻ってきました… 最初の小さい階段が見えます…

いつもは、ほぼ貸切状態なんですが
今年は、花見客やカメラマンらしき人たちを数名見かけました…
来年も、タイミングが合えば訪れたいな…

部埼灯台(へさきとうだい)の風向計

天気が良かったので
一年ぶりに門司区の「部埼灯台(へさきとうだい)」へ…
前回は悪天でした…
部埼灯台(へさきとうだい)

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海岸線を走り続け、この砕石場桟橋が見えてきたら、灯台はスグソコ…
ここは、映画『サッド ヴァケイション』のロケ地…
向かいの砕石場は、映画『バトル・ロワイアルII 鎮魂歌』のロケ地です…

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(C)間宮運送組合2007
映画『サッド ヴァケイション』の一場面(浅野忠信と高良健吾)…
「サッド ヴァケイション」に出てくるちょっと昔の北九州

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(C)2003 BRII
映画『バトル・ロワイアルII 鎮魂歌』の一場面(藤原竜也・酒井彩名・勝地涼)…
「バトル・ロワイアルII」に出てくるちょっと昔の北九州

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海辺に「僧 清虚(そう せいきょ)の像」が見えたら、灯台登り口に到着です…

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灯台へは石造りの階段を登ります…

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部埼灯台(へさきとうだい)に到着… 現存する灯台としては九州最古です…
(お隣の「部埼潮流信号所」の影が建物にモロかぶり…)

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平成10年制定“日本の灯台50選”に選ばれています…
(建物正面の撮影も完全に逆光… 来た時間帯が悪かった…)

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灯台てっぺんにある風向計… 風向計には、なぜかロマンを感じます…
(風向計を撮るには晴天の良い時間帯でした…)

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明治5年竣工とは思えない「東西南北」の素敵なデザイン…
(これは南東の風で良いのか???)

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明治28年にフランスから輸入した回転式レンズは今も現役…
(連成不動閃白光/毎15秒に1閃光らしい…)

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竣工時の銘板…
「ILLUMINATED 1st MARCH 1872」(1872年3月1日初点灯)
明治五年壬申正月二十二日初照(旧暦 明治5年1月22日初点灯)

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お隣の「部埼潮流信号所」…
潮流の状況を知らせる電光表示板です…

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部埼灯台(へさきとうだい)
 一日に千隻以上の船が出入りするといわれる関門海峡の、東の玄関口に当たるこの灯台は、慶應3年(1867)4月、幕府が 兵庫開港に備えて英国公使と約定した五灯台(友ヶ島、江埼、和田岬、六連島、部埼)の一つである。
 英国人技師R・Hブラントンの設計によって建設された重厚な石造りの灯台で、明治3年12月に起工し、同5年1月22日初点灯した。
 当初の灯光は三等不動レンズによる「不動光」であったが、明治28年にフランスから輸入した回転式のレンズに改め、複雑なレンズ構成により今日まで「連成不動閃白光」を発し続けている。
 白御影石造りの灯塔や付属建物は、120年余を経た今なお明治の面影を留めている。

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復元された「僧 清虚 火焚場(そう せいきょ ひたきば)跡 」…

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周防灘を一望できる開放的な場所… 大型貨物船が頻繁に行き来します…
※満珠島(下関市)

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「部埼潮流信号所」前にある建造物の基礎らしき跡???

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同じく「部埼潮流信号所」横にある何かの跡… 官舎跡???
(昭和56年まで有人監視でした…)

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灯台がある丘をさらに奥へ進むと、少し不気味な階段があります…
この先は何があるんだろ??? 今回はここで終わりです…

櫓山荘跡(ろざんそうあと)

駐車場が整備されてから初めて
小倉北区の『櫓山荘公園/櫓山荘跡(ろざんそうあと)』に行ってみました…
10年程前に訪れた時にはアクセスも悪く、駐車場もなく
知る人ぞ知る隠れスポットでした…
(以前は『番所跡緑地』と呼ばれてたとのこと)

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国道199号線沿いの専用駐車場から『櫓山荘跡』へ向かいます…
現在は『櫓山荘公園』として遊具もあり整備されています…

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北九州市教育委員会が設置している説明板…
(多佳子の名前が多“桂”子になってる箇所あり… 担当者修正されたし)

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〈参考〉『櫓山荘』西面(大正9年頃)※1階ベランダ:右から橋本豊次郎・橋本多佳子

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〈参考〉『櫓山荘』東面(大正9年頃)※新築時
『櫓山荘』は門司港レトロの『旧門司三井倶楽部』似た洋館だったようです…
もし、現存していれば戸畑区の『旧松本家住宅(西日本工業倶楽部)』のような
名所になっていたことでしょう…

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平成15年に建てられた『櫓山荘跡』顕彰碑…

谺して山時鳥ほしいまゝ 久女
乳母車夏の怒涛によこむきに 多佳子

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『櫓山荘』の建物があった場所はわかりやすいように
現在(色褪せた)赤レンガが敷き詰められています…

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よく見ると「玄関」「ホール」「応接室」「食堂」など
当時の間取りが刻まれています…

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その建物があった広場から更に階段を登ります…

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途中から大正9年当時の古い階段が残っています…
遊び心のあるモダンなデザインだったことが伺えます…

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階段から見える何かの跡… 焼却炉???

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登り終えるとまた広場があり、当時の「野外ステージ」が残っています…
ここで家族やゲストを呼んでイベントをしてたのでしょうか…

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ステージ側から見た広場… 個人の邸宅としては大変贅沢な施設です

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中腹にある赤レンガの跡…

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同じく中腹にある何か台座らしき跡… 展望用のベンチでしょうか???

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更に東側には「回遊式庭園」の一部が残っています…

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アールが美しい…

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何の跡だろ…

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樹木の場所は当時のままなのでしょう…

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そのまま降りると庭園の出入口と思われる場所に着きます…

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駐車場が整備される前は入口だった鹿児島本線側には
『櫓山荘跡』の大きな看板が設置されていました…

旧大辻炭礦 山神宮跡

八幡西区香月にある『旧大辻炭礦 山神宮』跡を訪れました…
現状は「神社の廃墟」と言うべきものでしょうか…

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通称「ぼた山通り」沿いの小山に参道入口があります…
石段は雑草で覆われ、長年管理されてないことがわかります…

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入口の石段をのぼり終えると
枯れ葉に埋もれた小さな石段が目に止まります…

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そして、その上には鳥居が…
木々に埋もれているため気付くのに遅れます…

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神額は『山神宮』…
(やま・じんぐう)(さん・じんぐう)(やまのかみ・ぐう)???
正式な読み方は調べてもわかりませんでした…

全国各地の炭礦には『山神社』または『山神宮』という名称で
大山積(おおやまづみ)神を祭神とした神社が建立され
通称「山の神(やまのかみ)」と呼ばれる守り神の存在がありました…

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わかりづらいですが「昭和九年十一月三日建之」…
神社の建立主はもちろん「貝島家」です…

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鳥居を抜けると今度は幅広の立派な石段が…
恐る恐るのぼります…

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その階段の上には、明るく開けた空間があり、少しほっとします…
参道はまだまだ続きそうですが足場が不安定なため
今回はここで引き返すことにしました…

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帰路、山頂を見上げるともう一つ鳥居が確認できました…
旧社殿前のメインの鳥居だと思われます…
※本殿はすでに存在してないとのことです

「大辻炭礦」が閉山してもうすぐ50年…
当時は多くの炭礦マンおよびその家族が折々に参拝してたことでしょう…
現状を見て、往時を知らない身ですが寂しくなりました…

大辻炭(炭砿・炭鉱・炭坑)
「安川家」「麻生家」と並ぶ筑豊御三家のひとつ「貝島家(貝島太助)」が、明治29年に遠賀郡香月村(現八幡西区香月)の香月炭礦を買収したことが始まりです。初期の正式名称は『貝島鉱業株式会社 大辻炭礦』。昭和43年に閉山しました。ホッパーをはじめ、多くの採掘施設はすでに解体されています。

旧門司食糧倉庫 2015(除草終了)

九州農政局が売却手続きをすすめている
北九州ロケ地“No.1”物件
門司区の『旧門司食糧倉庫(門司政府倉庫・門司米穀倉庫)』へ…
まだ売却先が決まってないようで
当分解体されないみたいです… ちょっと安心
2ヶ月に渡る除草作業も終わり、今が一番きれいな状態です…

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〈施設名参考〉九州農政局図面 ※ベース画像:Googleマップ空撮使用

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いつものサビサビの「正門」…
すごくわかりにくい場所にあります…

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「正門」横に何かの跡があります… 掲示板???(今も掲示板)

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門司港側から見た「事務所」跡…
時間の経過を感じる樹木とツタがすごい状態…

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門司港側進入口…
※このフェンスのすき間からの撮影になります

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きれいに除草されています… 天気もよかった…

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そう言えば黄色のバッテンの標識は“踏切”ですよね…
今まで無意識でした…

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中央を走る「倉庫専用側線」跡…

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タモさんは『ブラタモリ』で線路マニアって言ってたな…
門司港に『ブラタモリ』来ないかな…

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周防灘も見えます…

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トロッコ列車「潮風号」でおなじみ
門司港レトロ観光線につながっている「田野浦公共臨港線」跡…
(遠くに見える倉庫が潮風号の車庫です)

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宅地側(南面)… 倉庫群もいいけど手前の塀もいい感じ…

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倉庫と倉庫の間から海側が見えます…

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田野浦側進入口から… 「田野浦公共臨港線」跡…

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10棟ある中で一番価値があるといえる「8号棟」…
「8号棟」のみ三角の換気屋根が現存しています…
※「8号棟」「10号棟」以外は一度焼失しています・・・

Mojisyokuryosoko65
北九州ロケ地“No.1”物件でありながら(売却手続き中のため)
九州農政局よりロケの許可が下りなくなってるようです…
映画『黒執事(2014年)』が最後のロケ作品だったのかも知れません…

養福寺貯水池 花見開放 2015

年に一度、花見の時期だけに一般開放される
“旧官営八幡製鐵所 養福寺貯水池”こと
八幡西区養福寺の新日鐵住金『養福寺貯水池』へ行ってきました…
八幡東区河内の新日鐵住金『河内貯水池』の双子の弟分です…
遠賀川から取水された水は、遠賀川水源地ポンプ室(世界遺産候補)から
一旦この貯水池に蓄えられ、八幡製鐵所構内へ直接送水されています…

Youfukuji01
昨年は悪天のため「堰堤(えんてい)」まで行くことを断念・・・
3年ぶりの訪問です・・・今年は3月27日〜4月9日でした
養福寺貯水池 花見開放 2014
養福寺貯水池 花見開放 2012

Youfukuji42
毎回思うのですが“花見開放”と言っても
桜の木も少なく、花見客も無く… いつも貸切状態なんです…

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貯水池への入口は細い階段から始まります…

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丁寧に積み上げられた見事な石造り…

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階段は続きます… 1927年(昭和2年)竣工とは思えません

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木漏れ日が注ぐステキな林道…

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木々の中に隠されたように「管理事務所(監視室)跡」が見えてきました…

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入口には鉄格子があり、中に入ることはできません…

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『河内貯水池』の管理事務所とは違い、完全な廃墟となっています…

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内部は天井の高い円筒形の空間が広がります…
壁のブルーが鮮やかです… ※鉄格子のすき間から撮影

Youfukuji12
なぜか“送水現況図”だけがそのまま残っています…

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「畑分岐」「大谷分岐」「上ノ原調整池」の文字が見えます…

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「管理事務所跡」から「堰堤(えんてい)」へ通じる林道…

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林を抜けるとパッと視界が拡がります…
いよいよメインの「堰堤」です…

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「堰堤」は、前回同様“立入禁止”でした…

Youfukuji50
「堰堤」の鉄扉にある“マルエス”跡と思われる意匠…
中の“S”が抜けたのかも…
Yahataseitetsu
官営八幡製鐵所 社章/ロゴマーク(通称:マルエス)
※資料を参考に、イラレで描き起こしましたので保証できません(ひまか)

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官営八幡製鐵所の“マルエス”マークはいたるところで発見できます…

Otanichosuichi
〈参考〉かつて存在した大谷貯水池の“マルエス”マークだらけの橋(昭和初期)

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河内貯水池の「堰堤」より装飾は控えめです… 素朴でいい感じ

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貯水池に浮かぶ灯篭なようなもの…
いつも鳥がいます… 巣でもあるのか???

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「弁室」へ向かう階段を降ります…

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3年前は施錠されていましたが
ラッキーなことに今回「弁室」への鉄扉が開放されていました…

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西洋の古城を思わせる円柱状の「弁室」… まるでドラクエの世界です

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趣味的とも思える造形美…

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内部は白壁で、なぜか神聖な感じがします… 教会っぽいのかも
「LOWER VALVE CHAMBER」の文字が見えます… 和訳“下部弁室”???
※鉄格子のすき間から撮影

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遠くから「的場池球場」の歓声が聞こえます…
こちらは時間が止まった別世界…

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通路の突き当たりに埋もれた階段がありました…
最後に使った人は誰だろう…

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河内貯水池では見ることができないアングルです…

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「堰堤」から離れて裏門方面へ向かいます…
ここは名所のひとつ「石造りのアーチ橋」…
※前回同様、足場不安定のため全景撮影を断念

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遺跡みたいな人工物があちらこちらに…

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今回も竹藪の中の“神秘的な通路”を訪問…
開放されることは無いようです…

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水路上にある「鉄製の橋」… 桜がきれいです

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橋の横に旧日本製鐵時の「分水契約書の記念碑(昭和9年)」があります…

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裏門(正式名称不明)に着きました…

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帰路は分岐の道から帰ります…

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自然と調和… というより同化しつつある石造り階段…

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「堰堤」全景が辛うじてわかる場所…
前回より樹木が鬱蒼としています… 手入れしてないのか???

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ここは3年前は入れなかった場所…
欄干付きのかわいい小橋があります…

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排水口でしょうか??? 相変わらずこんな場所でも仕事が丁寧です…

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すべり台のような… これも排水口でしょうか???
手向山の要塞跡でも似たようなものを見た気がします…

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まるで山城跡を思わせる石垣… 最初の正門広場に着きました…

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正門広場にある「ポンプ室」…
何気ない窓の意匠にもこだわりを感じます…

Youfukuji44
ぐるっと廻ってきましたが
やっぱり正門広場奥にある桜が一番きれいです…

この年に一度の“花見開放”は
毎年(日によってかも)立入禁止区域が異なるようです…
また来年、チャンスがあれば訪れたいな…

〈参 考〉

Youfukujichosuichi
竣工当時の「養福寺貯水池」(絵葉書より※画像補正あり
管理事務所とアーチ橋がはっきり見えます…

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    八幡西区在住。アラフィフ也。マイブームは海外ドラマ(ウォーキングデッド、ホームランド)、WOWOW「連続ドラマW」シリーズ。「昭和40年男」が愛読書。ブログはちょっとマニアックに興味あるものだけをゆる〜く更新中(現在は月イチレベル)。旅カメラ片手に北九州市内近郊をウロウロしています。ブログ内画像の無断使用禁止。
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