王塚(おうづか)古墳
嘉穂郡桂川町(けいせんまち)にある『王塚(おうづか)古墳』に行きました…
自宅から車で約40分の場所ですが今回初訪問です…
階段を上がるとすぐに古墳はありました…
高松塚古墳やキトラ古墳と並ぶ日本を代表する装飾古墳とのこと…
春と秋の年2回、石室の特別公開があります(もちろん参加したことなし)…
※ちなみに今秋(2017年)の特別公開は10月14日(土)・15日(日)です
雑草が生い茂って、カタチがわかりにくいですが“前方後円墳”です…
特別史跡 王塚古墳
◆昭和12年(1937)6月15日史跡指定
◆昭和27年(1952)3月29日特別史跡指定
◆昭和52年(1977)7月2日追加指定
◆所在地:嘉穂郡桂川町大字寿命坂本
◆時代:6世紀(古墳時代後期)
王塚古墳は、穂波川の東岸、海抜34m前後の台地上に築かれた前方後円墳で、遠賀川流域では最大の規模を誇り、わが国を代表する装飾古墳として著名です。
昭和9年(1934)、鉱害復旧のための土取り工事中に石室が発見され、内部からは、装身具(鏡・玉・鈴など)、武器(刀・鉾・鏃など)、武具(鎧)、馬具(轡・鞍など)、土器(土師器・須恵器)などが出土しました。墳丘は、黄色土と黒色土とを交互に盛り上げて二段に造られており、埴輪(円筒・蓋)をめぐらし、表面には土砂が流れないように石を葺いています。また、盛土の中からは、儀式に使ったとみてよい土器(土師器・須恵器)が出土しました。前方部は、土取り工事によって大部分が削り取られ、石室も保護のために昭和42年(1967)から見学禁止となりました。その後、昭和62年度(1987)からはじまった保存整備事業により、石室保存施設の建設と前方部を除く墳丘の復原などの工事が行われました。その結果、20数年ぶりに壁画の公開が実現しました。
◆発掘調査の結果、王塚古墳の規模は
全長:約86m 後円部高:約8.5m 後円部径:約56m 前方部幅:約60m
と復原されています。
周濠と前方部については、完全に復原できていませんが、左の復原図によって、築造当時の壮大な墳丘を思い浮かべてください。
(C)Google Map 2017 航空写真より
実際は上記“墳丘復原図”より、後円部の復原が進んでいるようです…
前方部の大部分は宅地などにより、欠損しています…
公園内には移築復元された古墳が2基あります(看板朽ち気味で読めない)…
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