富野堡塁跡 × 望玄荘

小倉北区の老人ホーム『望玄荘（ぼうげんそう』近くにある
戦争遺構『富野堡塁（ほうるい・ほるい）跡』へ行ってみました…
以前から気になってた場所のひとつです…

小文字山を背景に高台に建つ 軽費老人ホーム『望玄荘』…
私が子供の頃には有名なランドマーク的ホテルでした…

うろ覚えですが、ホテル時代に大浴場に入った記憶もあります…
（今もあるのかな？？？）
※そう言えば昔、中学か高校の修学旅行で、担当した他県のバスガイドさんが
　自身の修学旅行でここに宿泊したことがあると言ってたなぁ…

で、その『望玄荘』のすぐ横…
手入れのされてない森の中に今回の目的の場所があります…

何か遺跡のようなもの…

しばらく歩くと草木に呑み込まれそうになってる石段が…
石積みがきれいです…

その先の開けた広場に到着…
コの字形の倉庫群… 戦争遺構「富野堡塁跡」です…

（竣工は明治22年とのこと）

その倉庫群の向かい側にも
草木と同化しつつある石段の痕跡があります（わかりにくいですが）…

時間が止まった空間… 地面は柔らかく湿地帯のような雰囲気…
右奥に『望玄荘』の一部が見えます(ほんとにすぐ横)…

倉庫の入口はすべてブロックで塞がれています…
以前訪れた戦争遺構「手向山砲台跡」を思い出します…
手向山砲台跡

さらに一番奥にはツタが絡まった3つ目の石段がありました…
明治時代にどんな人がここを歩いてたんだろう…
（8門あったとされる砲台跡への階段か）

早くこの場所から離れたい… なぜかそんな気分になります…
（近くにイノシシ捕獲用の檻も設置されています×_×）

最後に森を出て『望玄荘』の駐車場に戻ります…
そこにも飛び地のように一つだけ倉庫跡が残っていました…
来訪者のほとんどは戦争遺構と知らずに駐車してるんだろうなぁ…