一宮神社 神籬(ひもろぎ)・磐境(いわさか)
毎年初詣で参拝している
八幡西区山寺町の『一宮(いちのみや)神社』へ…
「元王子神社」「元大歳神社」「元諏訪神社」三社が
昭和25年に合祀された神社です…
1番目の鳥居の神額は「一宮神社」(昭和44年/1969年建立)…
2番目の鳥居の神額は「王子宮」(天保15年/1844年建立)…
『一宮神社』最大の見せ場である
全国的にも珍しい「神籬(ひもろぎ)」「磐境(いわさか)」跡…
古 代 祭 場 跡 由 緒
神籬(ひもろぎ)
神代時代、神霊の憑依する所として、清浄な土地を選び、周囲に常盤木を樹て、神座となしたもの
磐境(いわさか)
神を祀るため、磐石をもって築きめぐらした場所
この磐境は、古事記によれば、神武天皇御東遷のみぎり、豊前の国宇佐より、この筑前の国のこの地に、御滞在された旧蹟と云われております。天皇が御滞在中、磐境を設けて天神地祗をご親祭された神座神処です。
昭和三十年代の始め、伊勢神宮の造営局長で、神社建築史の大家 国学院大学教授 角南 隆 博士が参詣され、この形式の遺跡は全国でも極めて数少ないもので考古学的にも貴重な資料であり、当社がいかに古代からの社であったかを物語るものであります。
この度、氏子崇敬者の人々の浄財により一宮神社御修築事業が執行されるに当り、磐境の復元に合わせ、玉垣等の新設がなされたものです。
昭和六十二年五月吉日
3番目の鳥居の神額は「王子神社」(明治33年/1900年建立)…
門柱の隣にある境内摂社二社「疫神社(左)」「蛭子神社(右)」…
「拝殿」の狛犬(昭和16年/1941年建立)…
大手ゼネコン「大林組」「竹中工務店」が奉納しています…
一 宮 神 社
一.由 緒
この地方の氏神、王子神社、大歳神社、諏訪神社の三社を昭和二十五年六月吉日に合祀し、社号を一宮神社と稱します。
王子神社は神武天皇が日向の国より東征の途上、筑前のこのところにおいでになり、一年間政務をみられた宮居の地で、境内には古代祭場等考古学的にも貴重な跡があります。
大歳神社は三代実録や続風土記にも表れている古くて且、由緒深い神社であります。
諏訪神社は花尾城主麻生氏が信州の諏訪神社を御手洗池のほとりに分祀し、厚く祭られた神社であります。
一.祭 神
天忍穂耳命 神武天皇(元王子神社)
大歳神 事代主命(元大歳神社)
建御名方神 仲哀天皇
神功皇后 應神天皇(元諏訪神社)
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現在の「一宮神社」の場所は
鳥居から見て
元の「王子宮(王子神社)」のようです・・・
地名の「王子」も
神武天皇に由来してるのでしょうか・・・
投稿: isa@管理人 | 2015.06.16 23時08分
よく通る三菱化学の構内に
大歳神社の碑があります
元々の場所は
もっと奥らしいのですが
何気なく見ていて
一の宮との関係に気付いたのも
友人からの指摘からです
古い地図を見ると
諏訪神社は
御手洗公園の近くみたい
一の鳥居の寄進
友人の祖父祖母父母の寄進のようです
元々の実家が
大歳神社の傍だったようです
投稿: caramelpapa | 2015.06.14 07時32分