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北九州市立美術館 本館 改修休館へ

建築家 磯崎 新氏の初期の代表作と言われる
戸畑区の『北九州市立美術館 本館(1974年開館)』…
今秋2015年9月1日より大規模改修工事のため約2年間の休館となります…
(リニューアルオープン予定は2017年11月3日※開館記念日

空調・電気設備の更新をはじめ、3階までのエレベーターの設置など…
1階企画展示室入口に前室がないため、エントランスから直接外気が入り
近年、重要文化財級の温湿度管理の厳しい展覧会の誘致が
難しくなっているとのこと…
同時に併設の『アネックス』も来年2016年1月より休館になります…
(小倉北区のリバーウォーク北九州内『分館』は関係ありません)

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『北九州市立美術館 本館』
梅雨の晴れ間、久しぶりに訪問… 雲ひとつない快晴でした
改修準備のため、企画展・常設コレクション展すべて終了しています…

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映画「図書館戦争」で大掛かりな銃撃戦シーンを撮影した場所…
映画では美術館でなく“小田原情報歴史図書館”という設定でした…
北九州ロケ地マップ「図書館戦争」

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野外彫刻22点のひとつ「抱擁(三谷 慎 作)」…

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手入れの行き届いた植栽…
建物のデザイン・周囲の環境もアートのひとつ…

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『アネックス』との連絡通路(回廊)…
『アネックス』は『本館』開館13年後の1987年に増築…
(『本館』と同じく磯崎 新氏の設計)

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階段形状の「事務棟」…
一番上が「カフェ・ミュゼ」があった場所(4月末で閉店済)…

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確かに補修が必要かも…

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エントランスへ向かう「上り専用エスカレーター」…
下りエスカレーターはありません…

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こちらもエントランスへ通じる「大階段」…
帰路はこの階段を余韻にひたりながらブラブラ帰ります…

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正面にはこんな景色が見えます…

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スチールづくめの「エントランス」…
元々は正面の自動扉も両端の扉のように全面スチールでした…

Kmma20_2
以前は、ないがしろにされていた『北九州市立美術館』ロゴ…
(書体は「新宋体」の一種かな)
最近は原点回帰(?)でホームページやフライヤーにも使用…

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1階「エントランスホール」…
3層吹抜け白亜の総大理石・・・41年目でもこのピカピカ感…
5年後に開館した『福●市美術館』は全く相手になりません…
※撮影許可届出

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映画「デスノート」で夜神月と竜崎のクライマックスシーンを撮影した場所…
右の彫刻はロダン作「ピエール・ド・ヴィッサン」…
「デスノート」に出てくる北九州市立美術館

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前室が必要になる問題の1階「企画展示室」入口…
2階は“美術手帖”など美術系雑誌が自由に閲覧できる「ブラウジングエリア」…

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「ミュージアムショップ」は6月末で閉店済…
リニューアルオープン時には商品の充実を期待します…

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エントランスを内側から… あくまでシンメトリー (左右対称)
左の彫刻はロダンの弟子ブールデル作「ペネロープ」…

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2階「アート・ライブラリー」…
図録や大型画集など美術図書のライブラリー…
素敵な場所ですが、ここで閲覧している人をほとんど見掛けません…

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裏庭が見える総ガラス張りの中2階の休憩スペース…

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『アネックス』3階へ通じる『本館』B1階の連絡通路(回廊)…

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『アネックス』3階にある「アトリウム」…
映画「デスノート」でナオミと詩織の会話のシーンを撮影した場所…

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静まり返った神秘的な空間… 水盤は水が抜かれたままです

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よく見るとライトアップ用の照明器具があります(今まで無意識)…
点灯しているところを見たことがありません…
経費削減(?)とは言え水も抜いたままだし… 初期コンセプト台無しです

Kmma12
光の具合がいい感じ…

Kmma11
館内で一番好きな空間「アトリウム」…
もしかしたら漏水や漏電問題などがあって、このような現状なのかも…
リニューアルオープン時に期待します…

〈参 考〉

Kmmakensetsu
建設中の北九州市立美術館 本館…

Kmma1978
(C)北九州市の造形
北九州市立美術館 全景空撮(開館前?)… 駐車場の白線がないので…

Isozaki1986
「街 北九州(1986年・北九州市建築局発行)」への寄稿文…
※4つめの施設「北九州国際会議場」の竣工は1990年

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コメント

きっと同年代 様
「アトリウム」は
いつ行っても新鮮な感動を覚えます・・・
北九州市内でこんな空間があるのかって感じですね・・・
(知らない市民は多いだろうなあ)
再オープンがとても楽しみです。

私は地元じゃないですが
鞘ヶ谷のスーパーが「スピナマートさやがたに」と
壁に大きくひらがなで表示しているので
「さやがたに」って読むんだって思ってました・・・

美術館本館は、2年間もお休みなんですね。
オープン時、中学の美術部顧問の先生に
連れられて見学に行きました。
何を見たかも覚えてませんが、沢山の人と
テレビカメラ、華やかな雰囲気だけは、
はっきり覚えています。

「アトリウム」では、昔見たフランス映画の
一場面のような不思議な感覚を、私はい
つも感じていました。

美術館の話とは関係ないのですが、
私たちは、地名の『鞘ヶ谷』を『さいがたに』
と呼んでましたが、西鉄バスでは「さやがたに」
です。
「さやがたに」が正解なのでしょうね…

アートライブラリー
写真を撮るには最高な場所かも?

美術館から見る風景は
素敵です

 

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