和布刈神社 2017
天気が良かったので、九州最北端の地
門司区の『和布刈(めかり)神社』を参詣しました…
FUKUOKA DEEPS Instagramフォトコンテスト3等賞
鳥居の先は、大型船が航行する関門海峡…
“和布刈神事”が行われる場所…
(丁度、この訪問日の早朝に“和布刈神事”が行われました)
境内にある日本料理『枕潮閣(ちんちょうかく)』…
かつて映画「釣りバカ日誌10」のロケ地にもなりました…
和布刈神社
九州最北端に位置するこの神社は、社記によると、仲哀天皇9年に比賣大神、日子穂々手見命、鸕鷀葺不合命、豊玉日賣命、阿曇磯良神の五柱の神を祭神として創建され、江戸時代までは、速人社とか隼人社と呼ばれていました。
近世末までは、時の領主である大内氏、毛利氏、細川氏、小笠原氏の崇敬庇護厚く、神殿前には細川忠興公が寄進した灯篭があります。
この神社には古くから和布刈神事が伝えられていますが、李部王記によれば、和銅3年(710)に和布刈神事のわかめを朝廷に献上したとの記録があり、奈良時代から行われていたものです。
神事は、毎年旧暦大晦日の深夜から元旦にかけての干潮時に行われます。3人の神職がそれぞれ松明、手桶、鎌を持って海に入り、わかめ刈り採って、神前に供えます。
わかめは、万物に先んじて、芽をだし自然に繁茂するため、幸福を招くといわれ、新年の予祝行事として昔から重んじられてきたものです。
神事のうち、わかめを採る行事は、県の無形民族文化財に、また、当神社に伝存する中世文書9通は、市の有形文化財に指定されています。
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