スペースワールド「月の石」
昨年末(2017年)で閉園した八幡東区のテーマパーク『スペースワールド』…
閉園前に「月の石コーナー」と「宇宙博物館」を再訪しました…
『スペースワールド』に来たのは
「エイリアンパニック」オープン時(1998年)以来、実に20年ぶりです(〃∇〃)
(閉園前にバタバタ来やがって)
華やかなアトラクションには目もくれず
「月の石」が展示されている施設「アストレスタ」へ…
月面をイメージした円形状の「月の石」コーナー…
(旧スペースキャンプ サイエンスギャラリー)
これがアポロ12号が採集した本物の「月の石」176.4g(玄武岩質)…
月の石 / Moon Rock (旧スペースワールド公式ホームページより)
1969年11月、アポロ12号が「嵐の大洋」で採集した本物の月の石。NASA月の石一般向け展示計画に基づく、日本で唯一の公認サンプルです(※1)。
サンプルの表面には、マイクロ隕石が衝突して生じたマイクロクレーターを観察することができます。こんな間近に「大きな月の石」を見ることができるのは、日本ではスペースワールドだけです(※2)。
※1:公認である証拠としてNASAサンプルNo.12006.1が付与されています。
◎12006の意味:アポロ12号が第6番目に採集したものです。
◎子番号1の意味:NASAは206.4gの原石を分析調査のために分割しました。
そのうち大きい方がこの12006.1です。
※2:アジアでは他にフィリピンに貸出されています。韓国、台湾、中国には貸出されていません。
〈参 考〉アポロ12号とは
◎打上日:1969年(昭和44年)11月14日
◎帰還日:1969年(昭和44年)11月24日
◎飛行時間:10日と4時間36分
◎月面滞在時間:31時間32分
◎乗組員:チャールズ・コンラッド(船長)・リチャード・ゴードン(司令船操縦士)・アラン・ビーン(月着陸船操縦士)
対面の会場にある、もう一つの展示物「鉄隕石」42kg…
こちらは直接さわることができます…
鉄隕石(てついんせき)
トルカ鉄隕石(IA:オクタヘドライト)。メキシコのトルカ地方で偶然発見された鉄隕石で、約45億年前に出来たものです。ほとんどが鉄とニッケル(鉄92%・ニッケル8%)からなり、酸で腐食した面では鉄隕石特有の「ウィッドマンステッテン構造」がみられます。
「アストレスタ」は、かつてライセンス運営していた旧「スペースキャンプ」跡…
その閉鎖されていたスペースに照明が灯っていました…
まだ、天井や壁に人工衛星などの展示物が残っていました…
「アストレスタ」入口に残る「スペースキャンプ」名残のスポンサープレート…
SPONSORED BY NIPPON STEEL(提供:新日本製鐵)…
「スペースロッジ」専用エントランス“シャトルゲート”には
「スペースキャンプ」のNASAライセンスマークが微かに残っています…
報道によると、北九州市立児童文化科学館での「月の石」継続展示に向け
北九州市がNASAに要望書を提出したとのこと…
〈3月6日追記〉さらに報道があり、残念ながら2月上旬にNASAに返還したらしい(T T)
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caramelpapa さま
「宇宙科学館」という名称、
大阪万博以外にも
「月の石」展示があったこと、
共に初耳でした…
アポロ12号採集の「月の石」は
いくつかあるみたいですね…
投稿: isa@管理人 | 2018.03.05 11時11分
桃園の児童科学館が
児童文化センター
宇宙科学館として
オープンした時の
特別展示物が月の石
あれも
アポロ12号の物だったような
朧気な記憶
投稿: caramelpapa | 2018.02.27 22時59分