« スペースワールド「月の石」 | トップページ | 小倉城 お堀の水抜き »

スペースワールド「宇宙博物館」

Spacemuseum01
前回(スペースワールド「月の石」)の続き、今回は『宇宙博物館』です…
スペワ閉園から3カ月たって、やっとまとめる気になってます…

Spacemuseum05_2
「月の石」がすでにNASAへ返還済だったニュース… 残念な結果でした…

Spacemuseum46
『宇宙博物館』は、園内西側「スペース・アイ」と「ヴィーナスGP」の間です…

Spacemuseum03
開園1年後(1991年)に新日鐵が5億円を投じてオープンした『宇宙博物館』…
小ぶりですが、これぞスペワと思わせる本格的なミュージアムでした…
入場無料(以前は有料)…

Spacemuseum14_3
ただ、人気アトラクションの間で佇む、どちらかと言えば地味な存在…
“遊園地化”した中、“宇宙のテーマパーク”の名残と言える施設です…
外観も随分と劣化が目立ちます…

Spacemuseum23
入口にある顔出しパネル「アポロ17号月面車(顔はサーナン船長)」…

Spacemuseum44
入口の柱内にひっそりと展示されているスペースシャトルの模型…

Spacemuseum04
たぶん誰からも忘れ去られている掲示物…

Spacemuseum48

宇宙博物館
ここ宇宙博物館では、宇宙開発のために製作された実物の「アポロカプセル」をはじめ、「J-2ロケットエンジン」、「アポロ宇宙服」などの貴重な資料が展示されています。宇宙空間を思わせる雰囲気のなか、科学者たちの偉大なる挑戦の足跡を、どうぞごゆっくりとご鑑賞ください。

Spacemuseum06
館内エントランスホールへ…
中央に宇宙服のショーケースがあります…

Spacemuseum47
「サリュート型宇宙服(実物)/赤ずきんちゃん(実物)」…
ロシアの宇宙ステーション「ミール」で船外活動時に実際に使用されたもの…
同時に滞在した大阪花博(EXPO'90)のマスコット人形…
※開館時はアポロ宇宙服・ジェミニ宇宙服と共に館内奥に展示されていました

Spacemuseum02
精巧な「国際宇宙ステーション(ISS)」の模型…

Spacemuseum07
来園した宇宙飛行士の手形コーナー…

来園年月日宇宙飛行士経歴(個人調べ)
 1990年4月22日  アラン・シェパード  米国最初の宇宙飛行士
 1991年8月31日  秋山 豊寛  初めて宇宙に行った日本人
 1993年3月25日  毛利  衛  エンデバー号で2度宇宙へ
 1995年6月9日  向井 千秋  コロンビア号等で2度宇宙へ
 1999年10月17日  マーク・リー  アトランティス号等で4度宇宙へ
 2001年10月20日  若田 光一  ディスカバリー号等で4度宇宙へ
 2001年10月29日  古川  聡  来園当時は未搭乗
 2003年10月16日  ジェリー・ロス  シャトルで最多の7度宇宙へ
 2003年10月16日  マリオ・ランコJr  エンデバー号等で3度宇宙へ
 2013年12月25日  古川  聡  ソユーズに搭乗ISSに滞在

Spacemuseum27
日本人宇宙飛行士のポートレート(右端:秋山さんは文字のみ)…
古川さんが宇宙飛行士“候補”になっているので随分更新されてないな…

Spacemuseum28
スペースシャトル「エンデバー号」の搭乗クルーたち…
(このうち毛利さんとマーク・リーさんがスペワに来園)

Spacemuseum25
スミソニアン航空宇宙博物館等から届いた書面を展示…
(ちなみに館内の6〜7割はスミソニアン航空宇宙博物館所有のもの)※5年更新

新日本製鐵株式會社 御中
スミソニアン航空宇宙博物館は、貴宇宙博物館が1991年6月21日に開館することをうれしく思います。この宇宙博物館は、宇宙開発の歴史と発展をテーマとした、日本で初めての常設館であると思います。ご高承の通り、スミソニアン航空宇宙博物館スミソニアンの学術員(Curators)は、展示品の保全をひときわ重視しています。貴博物館がスミソニアンから借り受けた、アメリカの国家財産である展示品を大切にしてくれていることに感謝するとともに、それゆえスミソニアンは、貴博物館に展示品を貸与して貴博物館を支持するものです。新日本製鐵株式會社が、公益的な教育文化事業として宇宙博物館を設立することにお祝いを申し上げます。宇宙博物館の開館、誠におめでとうございます。今後のご成功をお祈りいたします。
1991年5月10日 スミソニアン航空宇宙博物館 宇宙史局長 グレッグ・ハーケン

Spacemuseum24
インフォメーション跡… 説明ないまま色褪せた宇宙食をただ展示…

Spacemuseum43
1階メインホール…
驚くことに「月の石」同様、スタッフは常駐していません…

Spacemuseum30
月面車(アポロ17号用レプリカ)…
アポロ計画後期に、広範囲の月面探査用に開発した2人乗り4駆電気自動車…

Spacemuseum15

Spacemuseum41
J-2型ロケットエンジン(実物)…
アポロ宇宙船などを打ち上げたサターンロケットのエンジンとして開発されたもの…
(サターンV型の第2段目に5基、第3段目に1基設置)

Spacemuseum31
ジェミニ7号ハッチ(実物)…
2つのハッチのうちの1つ、ジェミニ7号はジェミニ計画(3号〜12号)で
最も長い飛行時間(14日間)を達成しています…

Spacemuseum09
アポロカプセル(実物)…
アポロ22号として、実際に月に行くはずだった司令船です…
(注:アポロ計画はアポロ17号で中止)

Spacemuseum29
アポロ6号ハッチ(実物)…
アポロカプセルのクルー出入口用ハッチ、アポロ1号の火災事故により
改良が加えられたタイプ…

Spacemuseum11
アポロカプセルのパラシュート収納部カバー(実物)…
アポロ/ソユーズ計画で実際に使用され、それを回収したもの…

Spacemuseum32
キャプションがない謎の展示物…
(たぶん開館時に入口で“ジャトー2気筒エンジン”として展示されていたもの)

Spacemuseum33
オメガ・スピードマスターをはじめ、各種道具や宇宙食などを展示…

Spacemuseum13
オルドリン飛行士着用のアポロICG船内服(実物)…
人類史上初の月面着陸船アポロ11号で実際にカプセル内で着用したものです…

Spacemuseum12
ゴルフクラブ(レプリカ)…
スペワ開園時のゲストだったアポロ14号のアラン・シェパード船長が
“月面ゴルフ”に使用し、当時話題をよんだクラブ(6番アイアン)…

Spacemuseum34

Spacemuseum49
スペースシャトル・メインエンジン(レプリカ)…
館内にもあるアポロ計画J-2型ロケットエンジンを基に開発…

Spacemuseum35
衝撃だったスペースシャトル「チャレンジャー号」事故のパネルも展示…
亡くなった日系人宇宙飛行士オニヅカ氏は福岡県うきは市がルーツです…

Spacemuseum39
壁面に展示されている貨物庫を開けたスペースシャトルの模型…

Spacemuseum26
階段を利用した大型顔出しパネル…

Spacemuseum38
史上初の人工衛星を克明に再現した「スプートニク1号(レプリカ)」と
実際に使用された無人試験用宇宙船「ジェミニカプセル(実物)」…

Spacemuseum40
2階「宇宙の未来」の展示は、ロープで一応封鎖されています…
「2001年宇宙の旅」が現実になる表現や頓挫した「スペースプレーン計画」など
内容が更新されてないためと推測…

Spacemuseum60
また、同じく封鎖されていた「日本の宇宙開発」エリアも開放されていました…
左端に日本最初のロケット「ペンシルロケット(実物)」が展示されています…

Spacemuseum36
実質2階で稼働しているのは「ミュージアムシアター」のみ…

Spacemuseum16
スペワ閉園後、『宇宙博物館』の展示物が今どうなってるのかが気になります…

Spacemuseum20
北九州市が現地に『新科学館』建設を模索… 継続展示できればいいんだけど…

Spacemuseum51
「月の石」同様、ライセンス的に一度返還して再契約するしかないだろうな…
実際にスペワの運営が新日鐵から加森観光に変わった時点で
アジェナロケット、M-1型ロケットエンジンなどの大型展示物が返還されてるし…

Spacemuseum50
次回のスペワ記事は「27年間のあゆみ展」を予定…

Spacemuseum99_2
(C)SPACE WORLD NO FUKEI
〈参 考〉建設中の「宇宙博物館」…

« スペースワールド「月の石」 | トップページ | 小倉城 お堀の水抜き »

コメント

ありがとうございました。アメリカへ里帰りか〜,司令船の金属表面の仕上げ、蛇や蜥蜴のウロコぽい、一昔前のカーボンの様な高級感ある金属素材、もう一度見たかったですね。残念です。

牛ちゃん 様

コメントありがとうございます。
確かニュースで閉園と共に大部分の展示物は所有者のNASAに返却になったと思います。ただ「月の石」だけは北九州市がNASAと協議の末、一旦返却されていたものが再び戻って来ました。スペワ跡おとなり「いのちのたび博物館」で展示中です。

スペースワールドにあった、司令船てあれ?何号だったかな?❓?でくぐってたら、ここに行き着きました。私が訪れた時は、確かゴジラ展やってました。貴重な記録です。司令船が何処に、渡ったか。ご存知でしたら、また、教えてください。私に、とっては貴重な思い出です。

caramelpapa様

いつもご訪問ありがとうございます。

本当は閉園前にバタバタでなく
もっと展示物が充実していた時期に
撮影しておけば良かったと後悔しています…

スペワの写真ですが
閉園前や現在の解体風景など
いろいろと撮影してるんですが
なかなかまとめる気になれません…

詳しく説明していただいて
ありがとうございます

次回も期待しています

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« スペースワールド「月の石」 | トップページ | 小倉城 お堀の水抜き »

プロフィール

  • Captainharlock

    isa
    北九州市小倉生まれ…
    八幡西区在住。アラフィフ也。ブログはちょっとマニアックに興味あるものだけをゆる〜く更新中(現在はコロナ禍により更新ストップ中)。旅カメラ片手に北九州市内近郊をウロウロしています。ブログ内画像の無断使用禁止。
    記事数=340

World Access

  • Flag Counter

SEIZO WATASE _ KITAKYUSHU

  • Wataseseizo_mojiko
    (C)SEIZO WATASE/APPLE FARM Inc.
    潮風の舞う駅

    JR門司港駅(門司区)

    Ws01
    (C)SEIZO WATASE/APPLE FARM Inc.
    Retro Romance -レトロ ロマンス-

    JR門司港駅(門司区)

    Watase503
    (C)SEIZO WATASE/APPLE FARM Inc.
    海峡の街~汐風のプロローグ~

    旧大阪商船(門司区)

    Ws02
    (C)SEIZO WATASE/APPLE FARM Inc.
    ヴィーナスの煌くとき

    国際友好記念図書館(門司区)

    Watase501
    (C)SEIZO WATASE/APPLE FARM Inc.
    ~汐風のくれたキミの歌~

    ブルーウィングもじ(門司区)

    Kanmonkyo
    (C)SEIZO WATASE/APPLE FARM Inc.
    風と波のコンチェルト

    関門橋/関門海峡(門司区)

    Watase504
    (C)SEIZO WATASE/APPLE FARM Inc.
    レンガ色の街

    門司赤煉瓦プレイス(門司区)

    Watasewfp
    (C)SEIZO WATASE/APPLE FARM Inc.
    汐風の街・冬編

    門司駅北口ウォーターフロントプロムナード(門司区)

    Watase505
    (C)SEIZO WATASE/APPLE FARM Inc.
    空港の四季〜春編

    北九州空港(小倉南区)

    Watase502
    (C)SEIZO WATASE/APPLE FARM Inc.
    空港の四季〜夏編

    北九州空港(小倉南区)

    Kitakyushuairport
    (C)SEIZO WATASE/APPLE FARM Inc.
    空港の四季〜秋編

    北九州空港(小倉南区)

    Kitakyushuap
    (C)SEIZO WATASE/APPLE FARM Inc.
    空港の四季〜冬編

    北九州空港(小倉南区)

リンク