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小倉城 お堀の水抜き

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小倉のシンボル『小倉城』お堀の水抜きを見に行きました・・・
対象の堀は、現在『小倉城』にある5つの堀(1つは空堀)のうち
天守台に面した一番おなじみの内堀です…

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(C)国立公文書館デジタルアーカイブ(部分・加工・回転)
「豊前国小倉城絵図(1644年)」にも同じカタチでちゃんと描かれています…

2018年2月24日

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水抜きの目的は、『小倉城』天守閣を支える天守台石垣の調査…
内堀の約4,400トンの水を抜きます…

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上に乗っかる天守閣(復興天守)に何ら価値はありませんが
天守台石垣は、約400年前の築城当時のものです…

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水位はかなり下がっていますが、この時はまだ完全に抜けてませんでした…
思ったより、浅かったです(水深1.6m)…

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昔は、蓮や水草で埋め尽くされていた印象…

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たぶん、取水をしている小熊野川(紫川支流)とつながっているポンプ設備…

2018年3月10日

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2週間後に再訪… 水は完全に無くなっていました…

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小型重機で何やら作業中… すごく水臭いです…

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堀の中から、絶滅危惧種のニホンウナギが見つかったとのこと…
さらに旧日本陸軍の小銃用薬きょう85個も…
(マスコミがワザと誤解をまねくような報道をしたせいで、さすが修羅の国と言われる始末)

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石垣の近くで何か穴を掘っていました…

2018年3月14日

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4日後に再訪… 看板が一つ追加されています…
石垣調査以外に堀底の工事も兼ねているようです…

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石垣近くで掘削されていた穴も随分大きくなっています…

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当初、緑色だった堀の中にあった部分も白く乾いています…

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なんか不思議な光景…

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石垣の面積が増えてお城がグンと大きく見えます…

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本丸から見た発掘風景…

2018年3月17日〈現地説明会〉

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現地で「小倉城天守台跡 現地説明会」が開催されました…

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佐藤 埋蔵文化財調査室長のわかりやすい説明…

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当日、特別に堀の中へ入ることができました…
二度と見られない、堀から見た「リバーウォーク北九州」…

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こんな角度で『小倉城』を撮れるのもこの時だけ…

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石垣に黒く残る過去の水位跡…

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堀の中から現れた大きな石垣…
土台がどこまで地下に続いているかは、わからないらしい…

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新たな発見として、石垣下部から見つかった湧水…

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まだ掘り出されていない一部が焼けた木材…

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約180年前に焼け落ちた天守閣の部材と思われるもの…

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同じく瓦もたくさん…

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藩主 小笠原家の家紋「三階菱」が入った軒丸瓦…

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豊臣家ゆかりの「桐文」鬼瓦など
すぐに水没したためか比較的状態の良い瓦も多数…

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藩主 小笠原家の「三階菱文」…

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前藩主 細川家の「九曜文」鬼瓦…

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〈参 考〉三階菱文(小笠原家)と細川九曜文(細川家)…
※資料を参考に、イラレで描き起こしましたので保証できません

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発掘数は1,000点余り… 戦国時代のものと思われるものもあります…

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和釘…

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しっくい…

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陶磁器の破片や金色のキセルも…

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上級家臣のものと思われます…

小倉城とは
近世小倉城は慶長7年(1602年)、初代小倉藩主細川忠興により築城され、その子忠利があとを引き継ぎましたが、寛永9年(1632年)、細川家が熊本に移ったため、小笠原家が播磨国明石より入城し、忠真以下10代の藩主がこの地を治め明治維新を迎えました。小倉城郭は、紫川左岸のもっとも高い場所に天守閣と本丸をおき、二ノ丸、三ノ丸、城下町をそれぞれ内堀、中堀、外堀の石垣や土塁で囲う総構の城で、豊前国を支配する要の城としての役割を果たしました。
当時の天守閣について
小倉城の天守閣は、今ある復興天守と異なり、四角い箱を積み重ねた形の「層塔型天守」と呼ばれるものでした。天守閣の高さは、25m近くもあり(ほぼ松本城と同等)、日本の城の中でも上位に位置しており、一階の広さは豊臣秀吉の大坂城よりはるかに大きかったとも言われています。(発掘ニュース第82号より)
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小倉城天守閣の本来の姿(層塔型天守は各階とも屋根が四方にとりつく)

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    八幡西区在住。アラフィフ也。ブログはちょっとマニアックに興味あるものだけをゆる〜く更新中(現在はコロナ禍により更新ストップ中)。旅カメラ片手に北九州市内近郊をウロウロしています。ブログ内画像の無断使用禁止。
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