旧大阪商船
門司港レトロで、No.1フォトジェニックだと思う『旧大阪商船』…
シンボルである八角形の塔屋は、往時には灯台としての役割もあったとか…
大阪商船の後継会社「大阪商船三井船舶 門司支店」の銅板が残っています…
(現:商船三井)
北九州市 旧大阪商船(大正6年建築・1917) 国登録 有形文化財
旧大阪商船(株)の門司支店として建築され設計者は、河合幾次。この建物は木造二階建(一部レンガ型枠コンクリート造)で、屋根に設けられた大きなアーチを配した隅角部の窓と、その上部の八角型の塔屋はドイツ・オーストリアで開花したゼツェシオンの影響を受けたと言われている。当時としては、化粧レンガの色鮮やかさとヨーロッパ風の塔屋を持ったこの建物は、他を寄せ付けない門司港の象徴的な建物であった。
正門はイオニア式柱頭装飾の門柱…
劣化し年代ものと思われがちの「北九州市 旧大阪商船」看板は
1995年の「門司港レトロ」オープン時に後付けされたもの…
塔屋真下にある階段ホール…
残念ながら、2階にあった「わたせせいぞうと海のギャラリー」が
1階に移った時点で上階へは進入できなくなりました…
〈参考〉2階にあった「わたせせいぞうと海のギャラリー」(2014年撮影)…

現時点で内部は「門司港デザインハウス」「わたせせいぞうギャラリー」
「カフェ・マチエール」が営業しています…
映画「スパイ・ゾルゲ」をはじめ、ロケ地として度々登場するエントランスホール…
「ブラタモリ」で紹介された覆輪目地(ふくりんめじ)の場所です…
手の込んだ職人技であるカマボコ状の覆輪目地(ふくりんめじ)…
〈追記〉後日、イベント開放時に久しぶりに2階に上がることができました…
(現地案内板より抜粋)
この金庫は、明治29年に製作、三菱合資会社 門司支店(大正7年5月三菱商事門司支店に変更)内に設置され、昭和22年6月に同支店が解散するまで、貴重な金庫として使用されていました。その後、昭和22年10月に設立した西華産業が金庫を譲り受け、一時この建物(旧商船三井ビル)の1階に設置して使用していました。
〈参考〉同じ国登録 有形文化財である若松区の『上野ビル』は
「旧三菱合資会社 若松支店」でした(2017年撮影)…
いわゆる現在の「三菱商事」が門司にも若松にも本格的な支店を構えていた…
当時、石炭景気でどれだけ栄えていたかが、わかります…
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