黒崎そごうの包装紙
百貨店の顔とも言われる包装紙…
黒崎そごう営業期間(1979年〜2000年)には、全店共通の2種類の一般包装紙が使用されました(慶弔およびクリスマス等催事包装紙は除く)。切替え時期を失念しておりますが、たぶん「小倉そごう」オープン前の1993年のお中元からではないかと思われます…
そごうのフラッグシップストアであった「横浜そごう」が単店独自のグリーン地に“かもめYOKOHAMA”ロゴが入った包装紙を採用。ストアアイデンティティの統一と、莫大なランニングコスト削減(紙厚を薄く・刷色を統一)を目的にそごうグループ全店に導入されました。個人的には老舗百貨店らしい前期のデザインが好きだったのですが…
(そごう豆知識)
下記のピンク/グレーの包装紙は、昭和36年(1961年)「そごう東京店宣伝部」でデザインされたもので「▲▼ちきり」マークの大きさを均一に並べるのではなく図案の幅に変化をもたせてます。これは、小さな商品を包んでも単調な感じにならないようにするための工夫と言われていました。翌年より、そごう全店で採用されました。
そごう歴代包装紙
(上から順に明治38年・41年・41年・昭和10年・25年・27年・32年・36年)
〈参考〉
横浜そごう オリジナルショッピングバッグ
「かもめYOKOHAMA」
横浜エリアでは不評だった従来の包装紙・ショッピングバッグに代わる単店独自デザイン
かもめのモチーフは水島社長提案にによるもの
多摩そごう オリジナル包装紙
フランスの女性デザイナー ベアトリス・マリオッティ(当時32歳)によるデザイン
デザインコンセプトは「多摩の生活を抽象デザインする」